リカマンタイムズ

【訪問記Part5】カリフォルニアに薫るブルゴーニュの魂、テロワールを実証するワイナリー『プレスキール』を訪ねて

皆様、こんにちは!
リカマンTOWNの山口です。

今回は、ブルゴーニュの伝統とサンタ・バーバラ州の個性を融合させ、カリフォルニアワインの新境地を切り開いている注目のワイナリー『プレスキール』(サンタ・マリア・ヴァレー)の広大な畑へと足を運びました !

最初に出迎えてくれたのは、見渡す限りの美しいブドウ畑と4代目社長マット氏とガイド役であり、おもてなし係のティムさん!
ティムさんのホスピタリティーは大変素晴らしく、私たちがリクエストした映画SIDEWAYSの舞台になったお店へも連れて行ってくれました!

(ティムさんお勧めのレストランHITCHING POSTⅡ)

サンタ・マリア・ヴァレーの美しい突端に広がるプレスキールの自社畑

■ 4世代続く農業の血統が挑んだ、新天地の開拓

この地を拓いたのは、4世代にわたり農業を営んできたマーフィー家 。
2007年、サンタ・マリア・ヴァレーの未開墾地200エーカー(約81ヘクタール)を取得し、ワイン造りの夢を始動。
「冷涼な気候、独自の土壌、そして日照時間を綿密に分析して、この理想的な畑を築き上げたんだ」
と語る彼らの言葉通り、一歩足を踏み入れるだけで、ここが特別なテロワールであることが肌で理解できました。
さらに区画の多様性を高めるため、2001年に植樹されたディジョン・クローン(777と667)のピノ・ノワールがある11エーカーの古樹の区画も取得したといいます…!
ロマネ・コンティの畑にも植えられているクローン777は、ワインに豊かな果実味と骨格のしっかりしたタンニン、そして深い複雑性を与える重要な鍵となっています。

■ 名門ブルゴーニュ『ドメーヌ・デュジャック』の哲学が息づく

畑を案内してもらいながら、このワイナリーの躍進の立役者について話を伺いました!
プレスキールは2015年、ブルゴーニュの名門『ドメーヌ・デュジャック』の現・醸造責任者であるジェレミー・セイス氏をコンサルタントとして迎え入れました 。
彼の専門知識は、ブドウ畑の健全性向上や生物多様性の推進に大きく貢献し、現在のプレスキールの確固たる方向性を確立させたそうです 。

■冷涼な海風がもたらす、奇跡のテロワール

それにしても、カリフォルニアとは思えないほど心地よい涼しさでした~


■『カリフォルニア海流』の恩恵が上質なピノ・ノワール、シャルドネに大変、適している土壌を創りだしました!

カリフォルニア海流は北太平洋のベーリング海方面から南下する海流ですが、南米チリやペルーを北上するフンボルト海流(=ペルー海流、南極起源の冷水が湧き上がる)とよく比較されます。
どちらも南極や北極など極地に近い冷たい水深の海水が赤道に向かって流れてくるので、中緯度の地域であっても冷涼な気候をもたらします。
このためサンタ・マリア・ヴァレーとチリの海岸沿いの地域は、同じブルゴーニュ系品種(ピノ・ノワール、シャルドネ)の栽培に適した素晴らしい環境として共通点が多く語られます!!

サーフィンを楽しむ山口です🏄


■東西に走る山脈が、海からの冷たい風を直接畑へと導く

サンタ・バーバラ一帯は、山脈が東西に走るという特異な地形をしています 。
これにより、太平洋からの冷たい海風が遮られることなく直接畑に送り込まれ、冷涼な気候と大きな昼夜の寒暖差を生み出します 。
この環境がブドウの酸を保ちながらゆっくりとした熟成を可能にし、ブルゴーニュワインを彷彿とさせる繊細でエレガントなスタイルを生み出すんですね 。
一方で、カリフォルニアらしい濃い色調や凝縮したエキス分、丸い果実味やスパイス感も備わっており、まさに「ここでしか表現できない」唯一無二の個性がグラスに宿っています!
サンタ・マリア・ヴァレーは、カリフォルニアで2番目に古いAVAであり、オー・ボン・クリマやビエン・ナシードといった名門が畑を構える、まさに最高峰のポテンシャルを秘めた土地でした!


■ テイスティング:美しく研ぎ澄まされたワインたち

いよいよ、お待ちかねのテイスティング🍷
並んだボトルを見つめながら、その洗練された液体を口に含みます…
ワイナリーにはレストランが併設されていて、やはり、ワインは食事をしながら嗜むもの!ということでおもてなし係りのティムさんが次から次へと料理を持ってきて、ワインを試飲?ではなく、普通に飲んでしまいました…笑


■ 訪問を終えて

プレスキールのワインに共通しているのは、力強さよりも「精緻さ、透明感、そして冷涼感」でした

サンタ・バーバラという唯一無二の土地の記憶を、ブルゴーニュの最高峰の哲学によってピュアにボトルへ閉じ込めた結果にほかなりません 。


■ 日本での食事にもあうこの塩味のあるワイン(シャルドネ)。

そして、帰国して数か月後に蕎麦屋さんに立ち寄るとカリフォルニアワインフェアを開催していて、なんとプレスキール・サンタバーバラ・シャルドネに出会うことになりました😆


私は、「心地よい塩味」がこのワインの最大の魅力なのだと思いました。

コメントする
1 件の返信 (新着順)

ジェレミー・セイス氏は写真でしか見たことはないですが、ドメーヌ・デュジャックのワインはとても美味しかった記憶があります!
ちなみに新宿御苑のワイン・ビストロに来店したことあるらしく、その店で写真観ながらワイン🍷いただきました!


いいですね~新宿御苑は良いフランチ、ビストロもたくさんありますもんね。